二交替制について

二交替制について

24時間体制の介護施設ではどんな事態にも対応できるように交替制勤務を採用しています。多くの施設で採用している「二交替制」の特徴やメリット・デメリットについてまとめていきます。

二交替制の特徴

二交替制とは日勤と夜勤の二つに区切った勤務形態です。どの時間で区切っているかは介護施設によって違いますが、基本的には日勤は休憩1時間を含めて9時間の勤務、夜勤は休憩2時間を含めて16時間の勤務となっています。夜勤の勤務時間が長いため、翌日は休みになるように決められています。夜勤は長時間になるためハードに感じるかもしれませんが、その分、休みが多めに設定されています。
また、夜勤には「夜勤手当」がつくため給与も多くなります。夜勤手当の金額は地域や施設で変わりますが、夜勤一回につき、大体1万円~1万5,000円がつきます。月に四回夜勤を行えば、単純に計算しても4万円~6万円が基本給に加算されることになります。給与を多く得たい人や休みをしっかり取りたい人は二交替制が向いているでしょう。

職員の配置がしやすい

「二交替制の方が労働力を均等に配置できるので働きやすい」といった意見もあります。人手不足を解消するために夜勤を8時間勤務にして日勤者を増やす方法もありますが、日勤の人がカバーできる範囲は限られています。どうしても手薄になってしまう時間帯がありますが、二交替制の16時間勤務にすると労働力を朝・昼・夕に均等に配置できます。

デメリットは負担が大きいこと

二交替制の短所は勤務時間が長くなることで精神的な負担が大きくなることです。日勤で9時間、夜勤で16時間勤務することになりますが、特に夜勤は人手が少なくなるためより負担が大きくなります。介護の現場では常に緊張感が漂っているため、長時間労働になってしまうと精神的な負担が大きくなってしまうのです。

これからは二交替制が主流に

介護業界全体が人手不足に悩んでいる今、どの職場でも人材を求めていますが、少ない人数でシフトをまわせる二交替制はこれから先、主流になっていくことでしょう。人件費も抑えられるため、もしかしたら積極的に採用している施設もあるかもしれません。
また、限られた人数で安定したサービスを提供するには16時間勤務の方が効率的です。よほど介護業界が優遇されて、応募が殺到するような事態にならない限り、8時間夜勤が普及することはないでしょう。勤務時間が長いため負担が大きいという短所がある二交替制で介護職が快適に働くためには、マネンジメント層が労働実態やサービスの提供体制に合わせて業務を組み立て、人員を配置していくことが必要です。

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相談できる人がいると心強い
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夜勤専従で働くこともできる
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しっかりとお休みを確保しつつも十分な報酬を得たいのであれば「夜勤専従」という働き方もあります。夜勤シフトを専門とし、昼間は自由に行動できるため、Wワークをしたい人やプライベートを充実させたい人から人気のある勤務形態です。